亀岡市
この街に向いている人
亀岡市の暮らしを詳しく知る
京都に住みたい。でも京都市内は家賃も住宅価格も高い——そんな悩みを持つ方にとって、亀岡市は有力な選択肢です。
京都府で京都市・宇治市に次ぐ人口を持つ亀岡市は、山々に囲まれた盆地に広がる自然豊かな街。「霧の都」とも呼ばれるこの街は、京都駅まで快速で20分という近さでありながら、庭で花火やバーベキューが楽しめるゆとりある暮らしが実現できます。
保津川下りの出発地としても知られるこの街の、住む場所としてのリアルを見ていきましょう。
交通アクセス——京都駅まで快速20分の近さ
亀岡市の鉄道はJR嵯峨野山陰線の1路線のみですが、京都方面への利便性は想像以上に良好です。快速を使えば亀岡駅から京都駅までわずか20分。1時間に約4本の運行があり、通勤・通学に十分な頻度です。
大阪方面へも約1時間でアクセスでき、実は亀岡市は大阪府と隣接しています。京都縦貫自動車道のインターチェンジが市内に複数あるため、車での移動も便利。丹後方面への日帰りドライブも気軽に楽しめます。
地元の方の典型的な生活スタイルは「平日はJRで京都・大阪に通勤、休日は車で周辺にお出かけ」というもの。仕事を変えずに移住したいという方にとって、この交通環境は大きなアドバンテージです。
市内の移動にはバスが利用でき、亀岡市ふるさとバスが150〜200円で運行しています。ただし、駅から離れたエリアでは車がほぼ必須。住民からも「車があればとても住みやすい」という声が多く聞かれます。
住宅事情——京都市内より大幅に手頃な価格
亀岡市が移住先として注目される大きな理由が、住宅価格の安さです。京都市内では手が届かないような広さの一戸建てが、亀岡市なら現実的な価格で購入できます。庭付きのマイホームも珍しくありません。
空き家バンクも整備されており、空き家を取得・賃借して改修する場合には「移住促進住宅整備事業」として1戸あたり最大180万円の補助が受けられます。新婚世帯向けの補助金制度もあり、若い世代の定住を後押ししています。
駅周辺にはスーパー、ドラッグストア、商店街など生活に必要な店が揃っています。京野菜の産地でもある亀岡市には直売所が市内に18箇所もあり、新鮮な野菜を手頃な価格で手に入れられるのは嬉しいポイント。水道水のおいしさも住民が誇るところで、マイボトルに水道水を入れて持ち歩く人も多いそうです。
子育て環境——「子どもファースト宣言」の街
亀岡市は「子どもファースト」を宣言し、子育て支援に力を入れています。
特徴的なのが「亀岡型自然保育」。里山や川など身近な自然を活かした保育プログラムで、子どもたちが五感を使って遊び、学ぶ環境が整っています。給食にはオーガニック栽培の米や野菜を使用するなど、食育面でも独自の取り組みがあります。
児童クラブ(学童保育)は一家庭2人目以降の利用料が無料化されており、延長保育は平日午後7時まで対応。土・日曜日の実施もあります。共働き世帯にとって心強い制度です。
子育て支援施設「かめおかっこひろば」では、子どもが自由に遊べる広場に加え、親子体験事業や子育て講座を提供。サンガスタジアム隣接エリアには「かめまるランド」という遊具施設もあり、屋内外で楽しめます。
ファミリーサポートセンターでは、地域の会員同士が子どもの預かりをサポートし合う仕組みも。子育てワンストップサービスとして、役所に出向かなくても電子申請で手続きが完結するシステムも導入されています。
子連れで入りやすいカフェやレストランが多いのも亀岡の特徴。ファミリー層が多い街だからこそ、飲食店側も子連れを歓迎する雰囲気が自然とできています。
安全と環境——WHOセーフコミュニティ認証の街
亀岡市は2010年、WHOのセーフコミュニティ認証を国内で初めて取得しました。「事故やケガは予防できる」という理念に基づき、地域全体で安心・安全なまちづくりに取り組んでいます。住民の安全意識が高い街であることは、住む場所を選ぶうえで大きな安心材料です。
環境面でも先進的な取り組みが目立ちます。2018年に「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行い、市内全店舗でプラスチック製レジ袋の配布を禁止。マイバッグ持参率は98%に達し、マイボトルを持ち歩く人も70%と高い水準です。
保津川の環境を守る「リバーフレンドリーレストラン」プロジェクトなど、環境意識の高いコミュニティで暮らすことは、子どもの教育にも良い影響を与えるでしょう。学校教育でも、先進企業と子どもたちが環境をテーマにディスカッションする場を設けるなど、実践的な環境教育が行われています。
暮らしの楽しみ——保津川下りから京野菜まで
亀岡市には保津川下りという全国的に有名な観光アクティビティがあり、住民にとっても季節ごとに楽しめる存在です。嵐山まで約16kmの川下りは桜や紅葉の時期が格別で、住んでいるからこそ気軽に体験できます。
2020年に完成した京都スタジアム(サンガスタジアム by KYOCERA)は、サッカー観戦だけでなく、周辺に広がる公園エリアが家族の新たな遊び場に。亀岡駅から近い立地で、週末のお出かけ先として定着しています。
食の面では、京野菜の多くを生産する農業のまちとしての魅力があります。直売所で新鮮な野菜を買い、おいしい水で料理する——都会では味わえない食の豊かさが日常にあります。
かつて「霧の都」と呼ばれた亀岡盆地の霧は、市街地では建物の増加により発生頻度が下がりましたが、温泉街など郊外では幻想的な朝霧が見られることも。住民は自らを「亀人」と呼ぶほど地元愛が強く、人と人との距離が近いコミュニティも魅力のひとつです。
亀岡市はこんな人におすすめ
京都や大阪に通勤しながら、自然の中でゆとりある暮らしをしたい方。 京都駅まで快速20分の距離で、住宅価格は京都市内の何分の一かで済みます。
子どもの教育環境にこだわりたい方。 自然保育、オーガニック給食、環境教育と、亀岡ならではの学びの環境があります。
環境意識の高いコミュニティで暮らしたい方。 プラスチックごみゼロ宣言やリバーフレンドリーレストランなど、街全体が環境先進都市を目指しています。
一方で、電車がJR1路線のみで駅から離れると車が必須な点、飲食店の選択肢が多くない点は事前に理解しておく必要があります。
まとめ
亀岡市は、京都駅から快速20分という利便性と、山々に囲まれた盆地の豊かな自然を両立させた街です。「子どもファースト」を掲げる子育て支援、WHOセーフコミュニティ認証の安全なまちづくり、環境先進都市としての取り組みなど、住む人の暮らしを大切にする姿勢が随所に見られます。
京都に近く、自然に恵まれ、子育てしやすく、住宅価格も手頃——バランスの良さが亀岡市の最大の魅力です。
すみかスコアでは、亀岡市の住みやすさ・防災・安全・経済力・子育ての5軸評価を公開しています。京都府内の他の市区町村との比較もご覧いただけます。
小学校: 17校 / 中学校: 6校 (全国平均 小9校・中5校 / 近畿平均 小11校・中6校)
土地平均取引価格: 約16.8万円/㎡ (全国平均 約21万円 / 近畿平均 約22万円)
指標の内訳
各スコアは全国1,900市区町村との相対評価です。人口規模を考慮した人口比データで比較しています。