桑名市
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東海道の宿場町から、名古屋30分圏のベッドタウンへ
三重県桑名市は、三重県の北東部に位置する人口約13.5万人の街です。かつては東海道五十三次の42番目の宿場町・伊勢国の玄関口として栄え、木曽三川(揖斐川・長良川・木曽川)が注ぐ伊勢湾の豊かな水産資源と、鋳物産業で発展してきた歴史を持ちます。
現在は名古屋市のベッドタウンとして発展を続けており、名古屋都市圏の中でも「都会の利便性と、程よい地方感が共存している」と評される街です。歴史情緒ある旧市街と、新しい住宅地・商業施設が混在する桑名市は、住んでみると「名古屋ほど都会じゃないが、ちょうどいい」という感想を持つ人が多く、長く暮らした住民の定着率が高いのも特徴です。
名古屋まで16分——4路線が集まる交通の要衝
桑名市の交通インフラは、三重県北部では随一の充実ぶりです。桑名駅にはJR関西本線・近鉄名古屋線・三岐鉄道北勢線が乗り入れ、西桑名駅(桑名駅と隣接)から養老鉄道も利用できます。
近鉄急行を使えば近鉄名古屋駅まで約16分。JRでも約30分で名古屋に到着し、四日市駅まで近鉄で約15分とアクセス性は抜群です。名古屋から関西方面へは近鉄特急でリーズナブルに移動できます。さらに東名阪自動車道・伊勢湾岸自動車道・国道1号・23号など主要道路も集中しており、高速ICが5つあるため車でのアクセスも非常に便利です。
注意点として、駅と駅の間隔が広いエリアでは車がないと移動が不便な場所もあります。バスの本数も限られているため、郊外エリアに住む場合は車の確保を前提にした方が良いでしょう。
ナガシマが「近所」になる——週末の豊かさ
桑名市に住む人が口々に語る特権が、レジャー施設の近さです。東海地区最大のレジャーランド「ナガシマスパーランド」、全国有数のイルミネーションで知られる「なばなの里」、「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」が、いずれも桑名市長島地区に集積しています。
都市部に住んでいれば「特別なお出かけ先」であるこれらの施設が、桑名市民にとっては「ちょっと車で行ける場所」です。ナガシマスパーランドの年間パスポートを持つ家族も多く、「週末どこ行こう問題」が起きにくいのは子育て世帯にとって大きなメリットです。近隣には長島温泉・多度温泉もあり、日帰り温泉も生活圏内で完結します。
焼きハマグリと安永餅——食と歴史が息づく日常
桑名のハマグリは全国的に有名な名産品です。「その手は桑名の焼きはまぐり(その手は食わない)」という江戸時代からのことわざが残るほどで、木曽三川が注ぐ伊勢湾で育まれた大粒のハマグリは、今も桑名市の食文化の象徴です。駅前にはハマグリ料理の専門店が並び、手頃な価格で楽しめます。「安永餅」は桑名銘菓として地元民に愛され続けている和菓子で、よそではなかなか手に入らない味です。
歴史的な見どころも豊富です。国の重要文化財である「六華苑」(鹿鳴館の設計者コンドルが手掛けた洋館)、「九華公園」(旧桑名城跡)、多度大社など、歴史を学べる場所が市内各所に残っています。「日本一騒がしい」の異名を持つ「桑名石取祭」(国指定重要無形民俗文化財)は毎年8月に行われ、鐘と太鼓で城下町が揺れる圧巻の祭りです。
名古屋より大幅安——住宅コストと移住支援
桑名市の住宅コストは、名古屋市と比べると大幅に低く抑えられています。名古屋都市圏でありながら三重県という立地が、価格を下げる一因になっています。賃貸物件は1Kから3LDKまで幅広く流通しており、ファミリー向けの広い物件でも名古屋市内より手頃な選択肢が豊富です。
移住支援も充実しています。県外・市外から桑名市へ移住して住宅を取得した方に、最大100万円の補助金を交付(基本額60万円+若年夫婦加算30万円+市内企業就業加算10万円)。新婚世帯・子育て世帯向けの加算もあります。イオンモール桑名・地域密着のスーパーが多数あり、日常の買い物は市内でほぼ完結します。
医療・教育環境
桑名市は三重県北部の医療拠点でもあります。市内には総合病院から小さなクリニックまで揃っており、単身者からファミリーまで日常の医療に困ることはほとんどありません。桑名駅近くからも複数の総合病院へアクセスでき、特に深夜0時まで営業するスーパーが市内にあるなど、生活インフラの充実度は三重県内でトップクラスです。
注意点——車社会と夏の暑さ
桑名市での生活は、基本的に車があることを前提に設計されています。バスの本数が少なく終バスも早いため、夜間の移動はタクシーを使わざるを得ない場合があります。名古屋への通勤は電車で問題ありませんが、市内の移動は車が格段に楽です。
また、木曽三川下流域の低地に位置するため、大規模洪水時の浸水リスクはハザードマップで要確認のエリアがあります。夏は気温が高く、伊勢湾からの湿気もあるため、空調対策は欠かせません。
まとめ——名古屋通勤×週末はナガシマ、コスパ重視のファミリーに
桑名市は、近鉄で名古屋まで16分という驚異の通勤利便性、ナガシマスパーランド・なばなの里・温泉が生活圏にある週末の充実度、名古屋より大幅に安い住宅コスト、焼きハマグリと宿場町の歴史文化という個性を兼ね備えた街です。
「名古屋に通いたいけれど、名古屋市内の家賃は高い。でも三重県まで来るなら、週末の生活も充実させたい」——そんな欲張りな条件を満たしてくれる街が桑名市です。まずは近鉄で桑名駅に降り立ち、旧城下町の路地と伊勢湾の空を感じてみてください。
すみかスコアでは、桑名市を住みやすさ・防災・安全・経済力・子育ての5軸で評価しています。桑名市の詳しいスコアとデータは、すみかスコアの桑名市ページでご確認ください。三重県の全市区町村の評価一覧もあわせてどうぞ。
小学校: 29校 / 中学校: 11校 (全国平均 小9校・中5校 / 近畿平均 小11校・中6校)
土地平均取引価格: 約18.5万円/㎡ (全国平均 約21万円 / 近畿平均 約22万円)
指標の内訳
各スコアは全国1,900市区町村との相対評価です。人口規模を考慮した人口比データで比較しています。