三島市
この街に向いている人
三島市の暮らしを詳しく知る
「東京での暮らしを変えずに、もっと豊かな環境で暮らしたい」——そんな願いを叶えてくれるまちが、静岡県三島市です。
新幹線ひかり号で品川まで37分、東京まで44分。朝の通勤時間帯には始発電車が6本あり、帰りの東海道新幹線の終電は三島駅が終着。実際に東京の職場にそのまま通いながら三島に暮らす「新幹線通勤」をしている人が大勢います。
しかし三島市の魅力は交通アクセスだけではありません。富士山の伏流水が市内各所に湧き出し、「水の都」と呼ばれる美しい街並み。住民意識調査では91.6%が「住みやすい」と回答し、市への愛着率は87.4%。静岡県内の転入超過数でトップになるなど、数字が住みやすさを裏付けています。
首都圏からの移住先として急速に注目を集める三島市の暮らしを、詳しく見ていきましょう。
交通アクセス——新幹線通勤という選択肢
三島市最大の強みは、新幹線の停車駅があることです。
JR三島駅から品川駅までひかり号で最短37分、東京駅まで44分。こだま号でも55分程度です。朝の通勤時間帯には始発列車が6本設定されており、座って通勤できる確率が高いのも大きなメリット。さらに東海道新幹線の終電が三島駅終着のため、帰りの時間を気にせず働けます。
新幹線定期代は決して安くはありませんが、三島市の家賃は東京の3分の2〜半額程度。住居費の差額で新幹線代をカバーしている人も多く、「トータルで見ると東京に住むより安い」という声もあります。会社が新幹線代を負担してくれるケースや、移住を機に交渉して認められたケースもあるそうです。
車での移動も便利で、東名高速の沼津ICや新東名の長泉沼津ICが近く、箱根・伊豆方面への玄関口にもなっています。市内の移動は車が基本ですが、三島駅周辺は徒歩でも生活圏が完結するコンパクトさです。
買い物環境——駅周辺で日常が完結する便利さ
三島市の買い物環境は、駅周辺エリアを中心に充実しています。
三島広小路エリアには三島大通り商店街があり、個人商店からチェーン店まで多様な店舗が軒を連ねます。マックスバリュ エクスプレスなどのスーパーもあり、日常の買い物には困りません。三島駅南口では再開発が進行中で、2027年竣工予定の複合施設には住宅・商業施設・オフィス・ホテルなどが計画されています。
車を使えばさらに選択肢が広がります。沼津のららぽーと、御殿場プレミアム・アウトレットにも気軽にアクセスでき、休日のショッピングには事欠きません。
グルメ面では、三島名物のうなぎが有名。富士山の湧水でさらした臭みのない鰻を秘伝のタレで焼き上げる蒲焼きは絶品で、市内には老舗のうなぎ専門店が複数あります。江戸時代から東海道の宿場町として栄えた食文化が、今も生きています。
子育て環境——移住者が増え続ける理由
三島市は静岡県内でも特に子育て支援が手厚いまちです。2020年の住民基本台帳人口移動報告では静岡県内の転入超過トップとなり、30〜40代の移住者とその子ども世代が増えています。
子ども医療費は、0歳から18歳の年度末まで通院・入院とも無料。3〜5歳の幼稚園・保育所・認定こども園の利用料も所得制限なしで無償化されています。病児・病後児の保育サービスもあり、共働き世帯にとって心強い制度です。
相談体制も充実しており、「子育てコンシェルジュ」が子育ての悩みや預け先の相談に対応。「子育て世代包括支援センター」では妊娠・出産・子育てのワンストップ相談が可能です。移住者からは「市役所の窓口がウェルカムな雰囲気だった」という声もあり、行政の姿勢にも定評があります。
教育環境も整っており、市立小学校14校、中学校7校に加え、日本大学国際関係学部や順天堂大学保健看護学部などの高等教育機関も立地。文教都市としての一面も持っています。
移住支援——最大100万円以上の手厚い補助制度
三島市は移住支援制度が全国的に見ても非常に充実しています。
まず、東京圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)からの移住者を対象とした「移住・就業支援補助金」。テレワークや起業など条件を満たせば、2人以上の世帯に100万円、18歳未満の子ども1人につきさらに加算、単身でも60万円が支給されます。
加えて「住むなら三島移住サポート事業」では、住宅を取得して転入した若い世帯(夫婦いずれかが40歳未満、または46歳未満で中学生以下の子と同居)に対し、最大100万円の補助金を交付。住宅のリフォーム費用を一部補助する「移住・子育てリフォーム事業」もあります。
さらに勤労者向けの「住宅建設資金利子補給制度」では、住宅の建築・購入・増改築、土地の購入に対して最高1,000万円までの貸付利子補給を行っています。
中古住宅の購入を検討する方向けには、インスペクション(住宅診断)を受けた安心物件を掲載する「三島市中古住宅情報サイト」も開設されています。
水の都の暮らし——湧水と自然に癒される日常
三島市が「水の都」と呼ばれる理由は、市内各所に富士山からの伏流水が湧き出していることにあります。国土交通省の「水の郷百選」にも認定されたこの街では、水辺の風景が日常の一部です。
白滝公園では湧水で子どもの水遊びができ、源兵衛川では初夏にホタルが舞います。三嶋大社と白滝公園をつなぐ桜川沿いには、太宰治や大岡信など三島ゆかりの文学者12人の文学碑が並び、散策するだけで心が豊かになるような景色が広がります。
休日のレジャースポットも豊富です。三嶋大社、楽寿園、三島スカイウォーク(日本一長い歩行者専用吊橋)、伊豆フルーツパーク。少し足を伸ばせば箱根の芦ノ湖、沼津港の新鮮な地魚、浄蓮の滝など伊豆観光のすべてが射程圏内です。
気候は太平洋の影響を受けた温暖な環境で、市街地にはほぼ降雪がなく冬も過ごしやすい。夏は気温が高い日でも川の水が冷たく、自然の涼しさを感じられます。
三島市はこんな人におすすめ
東京の仕事を辞めずに、暮らしの質を上げたい方。 新幹線通勤で「転職なき移住」が可能な三島市は、キャリアと生活環境の両立を求める方に最適です。テレワーク中心の働き方なら、さらに恩恵は大きくなります。
子育て世帯で、自然豊かな環境とアクセスの良さを両立させたい方。 医療費無料、保育料無償化、手厚い相談体制に加え、湧水の公園やホタルの川が子どもの遊び場になる環境は、都内では得られないものです。
住宅を購入して定住を考えている方。 移住支援金+住宅取得補助で200万円以上の補助を受けられる可能性があり、東京と比べて土地・住宅コストも大幅に安い。移住2年目にして戸建てを購入した移住者もいます。
注意点として、市内の移動は基本的に車が必要なこと、新幹線定期代が高額なこと(会社の補助がない場合は負担感あり)は事前に確認しておきましょう。
まとめ
三島市は、「東京に近くて、でも東京とはまったく違う暮らし」ができるまちです。新幹線で品川37分の通勤圏にありながら、富士山の湧水が流れる美しい街並み、手厚い子育て支援、充実した移住補助制度。住民の9割以上が住みやすいと回答する満足度の高さが、この街のすべてを物語っています。
移住は「引っ越し感覚」で——実際に三島に移った人たちは口を揃えてそう言います。ライフスタイルを大きく変えることなく、暮らしの質を上げる。そんな選択肢が三島市にはあります。
すみかスコアでは、三島市の住みやすさ・防災・安全・経済力・子育ての5軸評価を公開しています。静岡県内の他の市区町村との比較もご覧いただけます。
小学校: 14校 / 中学校: 9校 (全国平均 小9校・中5校 / 中部平均 小9校・中5校)
土地平均取引価格: 約26.1万円/㎡ (全国平均 約21万円 / 中部平均 約16万円)
指標の内訳
各スコアは全国1,900市区町村との相対評価です。人口規模を考慮した人口比データで比較しています。